サバイバル®フーズ
───────────────────────────────────────
製品概要導入実績導入事例技術解説FAQ資料・お問い合わせ

 

防災備蓄食の歴史 ― 25 年保存備蓄食の誕生

本ページでは、フリーズドライ技術がどのように発展し、
医療・防災分野で活用されるようになったのかを、
歴史的な経緯をもとに整理しています。

特定の製品を説明するものではなく、
長期保存食が選ばれてきた背景を理解するための資料として整理しています。

※本内容は、「日本病院共済会ニュース」(2024年4月号)への寄稿をもとに、医療・防災分野向け資料として再構成したものです。※本ページは「背景・実証」カテゴリーの一部として、製品説明や導入事例とは別に、実際の記録・検証をもとに構成しています。

防災備蓄食の歴史と現状

古から人類にとって食糧の備蓄は大命題でした。
天災や飢饉、戦に備えて食糧を貯え保存するための技術・工夫を重ね続けてきました。「堅パンはローマ時代に兵糧として支給されたのが起源」「ナポレオンが瓶詰、缶詰の誕生を促した」等の逸話は尽きません。
日本でも江戸時代に米沢藩で、災害のための備蓄食として「うるち米」を「乾飯(ほしい)」にする方法を記した書物が現存しています。
戦後になり防災備蓄食の必要性が広く認知され始めたのは、1978 年に大規模地震災害対策基本法が制定されて以降のことです。当時はまだ非常食といえば乾パンで、保存期間は1年のものが中心でした。
その後、阪神・淡路大震災で関心が高まり、東日本大震災を経て医療機関、高齢者施設、企業、学校、個人が防災備蓄食を準備する動きが本格化しました。
この数年で防災食品市場は倍増しています(下グラフ)。防災備蓄食製造・販売への新規参入と製品のバリエーションも飛躍的に増えています。
しかし筆者は、現在のわが国の備蓄状況には非常に大きな危惧と憂いを抱いています。年初の能登半島地震で被災され避難された方は、発災2カ月を経てもまだ1万人を超えています。
政府は南海トラフ地震では最大880 万人もの避難者が出ることと想定しています。言うまでもなくこの地域には日本の生産・物流の基盤が集積しており、発災は日本全国での流通不全、物資不足を引き起こします。
国や自治体が推奨している食料3日分の備蓄ではまったく心もとなく、個人的には早急に(水を除いた食料だけで)現在の7倍、年間2,100 億円(*)ほどの市場規模にならなければいけないと考えております。
また、先に「備蓄食のバリエーションも増えた」と記しましたが、まだ年限が5年のもの、ご飯・パン等の炭水化物が主体のものが多く、早急にさらに品ぞろえが充実することが望まれます。

(*) 前提「国民1人あたり1日3食7日分」「職場、学校、買物、通院、移動中など1人平均2サイト」
   「備蓄食の年あた
り単価は60 円(アルファ化米5年物300 円)」「ローリングストック率33%(給食がない職場等ではローリングできない)」
      
3食×7日×2サイト× 60 円× 0.67 × 1.25 億人=2,111 億円

食品乾燥技術 フリーズドライの歴史

フリーズドライは「真空凍結乾燥法」ともいいます。食品内の水分を凍結して氷の状態にし、それを真空下で氷から直接水蒸気に変化させ、食品内の水分を急減させる乾燥技術です。平地で水は通常100℃で沸騰し水蒸気となりますが、水は減圧すると沸点が下がります。さらに真空状態では氷が水の状態を経ずに直接水蒸気に変化(昇華)しますが、フリーズドライはこの現象を利用しており、その製造には多大なエネルギー(加熱、真空維持、凝縮維持、凍結)を要します。
実は歴史は古く、標高3000 メートルの南米アンデスで栄えたインカ帝国(13 世紀~ 16 世紀)では、主食の馬鈴薯を薄切って夜の冷気で凍らせ、昼間の太陽で乾燥させて一種のフリーズドライ食品を作っていました。
19 世紀以降にこれを科学的に立証し、工業化する取り組みが進められました。第二次世界大戦中には多量の血清が必要となり、大規模な血液の乾燥が行われてフリーズドライ技術が実用化されます。
戦後米軍によって、作戦用レーション(糧食)にフリーズドライを活用する研究が始められます。通常、未加工の肉には重量で約70 ~ 90%、野菜ではそれ以上の水分が含まれており、これを除去できれば大幅に軽くなります。さらに、冷蔵保存する必要もなく、味覚もよいことがフリーズドライの大きな利点でした。1960 年前後に米軍がフリーズドライ食品を調達対象として指定したことで、一気に産業化が進みました。
また61 年には、ケネディ大統領がアポロ計画を発表します。宇宙食としては「軽く」「液体でなく」「常温長期間保存」「完全な衛生性」が求められたため、フリーズドライとレトルトパウチ技術は大きく進展します。

25 年保存備蓄食 サバイバル®フーズ

サバイバル®フーズは、米国のアポロ計画の際に、NASA、米陸軍省とオレゴンフリーズドライ社が共同開発・生産したフリーズドライ食品を、約50 年前に独占契約して輸入販売し誕生しました。

その後40 年間ほど米国から輸入していましたが、このメーカーの製品は米軍にも採用されていて、生産逼迫のために発注後のリードタイムが年々長期化します。また日本市場向けの商品開発が容易でないこと、原料・原油価格高騰、為替変動等による原価上昇等もあり、国内製造を摸索しました。そして、著しくフリーズドライ技術を向上させている永谷園に、国内で初めて賞味期限25 年のフリーズドライ食品を試作してもらい、それを米国製と同等かそれ以上であると検証して、6年前から永谷園への製造委託を開始しました。
高度なフリーズドライ加工により、食品の形状や味、匂い、栄養バランスを保持したまま水分だけを極限(最大98%)まで除去し。脱酸素剤によって缶内の酸素を取り除き、確実な方法により缶を密封していることで、25 年の保存が可能になっています。
また、具材が手でも簡単につぶれるため、非常時には袋に入れて叩いて細かくし、嚥下困難食に加工して運用する計画の病院もあります。

実証記録について

サバイバル®フーズにする実証記録は、製品説明とは切り分け、事実の記録として別サイトにて公開しています。

サバイバル®フーズの実証記録を見る(別サイト)

──────────────────────────────────────────
本サイトは、サバイバル®フーズの製品説明および導入検討のための情報提供を目的としています。

株式会社ユニソンパートナーズ
© Unisonpartners,Inc
会社概要を見る(unisonpartners.co.jp)